JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
それでも風景は格別の表情をみせ・雪化粧という言葉に納得する
1月22日の午後から小粒の雪が降りだし、うっすら積り始めた
ジープの幌にも積り始める
夕刻になるにつれ白くなる
ジープの屋根も・・・
外の雪灯りで夕刻になっても明るい
盆地の灯りも南アルプスも降る雪の簾のなか
お気に入り畑の小径も白くなった
遠い国から 長い旅のおわり・・・
子供のころ縁側に座って落ちてくる雪を眺めた
ある一片を決め、それが地上に落ちるまでの旅路を見極めた
いったいどれぐらいの高さからどれぐらいかけてくるのだろう・・・
そしてそれが二度と空にもどらないことを哀しくも想った
一頻り降ったあと 雪雲が切れ 遠くが見えてくる
うっとりするような 雪あかりの夜
一夜あけて・・・
20号バイパスへ向かう農道・・
農道わきにある道祖神と蚕影山(養蚕祈願)
養蚕からぶどうへ産業構造が変化した光景
こういうのをシュールというんだろうか‥鳥獣よけのネットに降雪
シュールその2・・透けて見える・・そんな語感がある
なんだか知らんがポリエチレンのドラム缶状の垣根
たぶん醤油の容器か・・何年こうしてあるんだろうか
こういう殺伐とした光景にはなぜか魅力がある・・重機がそれを引き立てる
日が落ちて日没がせまる。雑多なものがある方が好きになった
枝ぶりがいい樹木もまた入れたくなる
この街灯の色はLED時代に温かいもの
街灯と月 家路の車 今日という日のプロローグ
執筆者: kazama
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