JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
甥の晋之介がダガールラリーの安全祈願をした蜂城山に・お礼参りに登った
巨石の鎧塚古墳の後ろに738mの蜂城山。
割と急ではあるが江戸時代からの参道がいまも残る
積雪は10cm程度が落ち葉のうえに積もった
半分強登れば石燈明がある雰囲気の良いところ
さらに10分ほどで石の鳥居に至る。虎口(防御の地溝)と思われる遺構がある
石の鳥居は何百キロあるのか・・これを持ち上げた苦労が偲ばれる
頂上にある元禄時代の社・菅原道真が祭られているお天神様
8月25日の例大祭には子供の書道大会があったが少子化により一昨年でおわった
社からの眺望は盆地東部一帯、雪上がりの雲海
ミカンをお供えする、次回登って交換し冷えたのを頂く
時々動物か鳥のしわざか無くなっていて食べられないこともある
社の裏の高い土塁(防御の土手)を超え、堀切(防御の溝)
を超えると京戸山方面がのぞまれる
神領山との鞍部に出る・ここを京戸川源流に下ってゆく
獣の足跡に導かれ降りるとき・通じ合うものを感ずる
想うのは無駄なエネルギを使わない・その合理的なルートの選択
なかなかきわどい箇所を下っているが・たしかにここしかない
無事に蜂城山から降りてほっとし、麓にある物見塚に向かう
ここは期せずしてクルマのモニュメントだがそれも善し
藪が枯れて車内を初めて見た・しばらくはこの空間に浸る(笑)
ここまで自走してきた・ある日からの歳月・・
無名の遺跡が畑の中に無造作にあるさまがいい
畑の資材置き場などに利用されている
この巨石をどうやってここまで運んだのか・・何のために
その完成を喜んだ遠い日があったのか・・その日から1400年は経っている
この鎧塚は日没をなんど見てきたろうか・・
塚が建造されたころ、この山並みに南アルプスという名すらなかった
そして盆地には灯りひとつなく漆黒の夜だったろうか
その満天の星空の頃の光景を見て見たかった
執筆者: kazama
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