JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
猿山灯台を後に・バスの後を走る。門前町でお婆ちゃんが降りた
バスは子供や老人の味方・いつまでもバスが走る世の中であってほしい
季節風を避けるための屋根と灯りがともるバス停
関ノ鼻を過ぎ・志賀町あたりで海が暮れる・迫りくる寂寥感
また空から雪が落ちてくる
自販機の灯りが雪に映えほっとする
能登有料道路は、のと里山道として無料化・道の駅が明るい
水仙の小梨平から越前岬への道
寂しい海を向いて寒い季節に咲く水仙・その生き様、その心とは。。
数軒の住家のみになった牛蒡平集落に登る道からの日本海
対岸には敦賀半島の最高峰西上山・この時期に登り避難小屋に泊まった
頂上の小屋まで届く海鳴りに耳を澄ました深遠な夜。。そこから友人へ宛てたメールが四年を経て届くミステリーがあった。
漁具の雪・・これほど労働の厳しさと重みを感ずる絵柄はない
敦賀港へ向かう。途中の歴史を感ずる重工業プラント
千年以上の歴史を持つ敦賀港の倉庫
敦賀の街は雪のなか・・ここで暮らす人の日常を想う
敦賀の港町には格別な思い入れがある・関東からはここが日本海の玄関になる
敦賀から右は越前をへて能登半島・左へは舞鶴丹後から山陰へ至る
息子との待ち合わせで・北陸本線の敦賀駅には初めて立ち寄った
折りからの夕暮れ時・駅前には路線バスが去来する生活感に浸った
敦賀駅ゆき・・この方向幕だけでしびれる(笑)
このバスから降りた先に・それぞれのかけがえのない日常がある
国土の・そして、しあわせを求め営まれる生活の厚み
息子と合流し・敦賀駅を後にする・さすが千年の港町の重厚さを感ずる
今日という日の終盤・スタンドマンの声・駅へむかうバスとすれちがう
このしびれるような日本海の港町の濃密な夕暮れ・雪国の人たちの、この尊い日常
敦賀をあとにする・雪はいちだんと降りしきる
国境の峠を越え・湖西地方を大津へ・そこから京都・大阪を経て西宮に向かう
執筆者: kazama
This post was displayed 912 times.