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2014年04月10日 06時45分 | カテゴリー: カメラ

バイテンとシノゴ---うしろ姿の桜

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   神奈川の友人が桜を撮りに来たのでお付き合いした。

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彼はいつもディアドルフという8x10インチのとんでもないカメラを持ってくる。
私だけデジカメでちょろっと撮るのでは申し訳ないから4x5のカメラを持ちだした。

私もコダックポジフィルムの最終ロットを買っていていたが、ちっとも撮影していない。

2台とも、あまりカメラのイメージのないアメリカの製品であることが不思議である。

かってはこのサイズのカメラが最高の画質を得られるシステムだったが、いまはもうコストも手間ひまも、お話にならない過去の遺物になってしまった。

こういうカメラで撮ることの意味を、どうこじつけても合理的な解答はない。フィルムの発色がどうのこうのと言えば言えてもデジタルの後処理のプロセスを含めればそれも理由にならない。

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結局残るのはクラシカルな撮影プロセスを楽しむ、という理由しかないことになる。いい写真を得るのが目的ではなく、こういう器材で撮ることを楽しむのが目的なのである。

   しかしデジタル時代の今だからこそ、むしろこの器材で撮る不合理性が趣のあるものとして見えてきた気がする。むろんそれが「いい写真」につながるわけではない。

   いつかまた、その撮影プロセスの詳細がどんなものであるか紹介したいと思う

執筆者: kazama

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