JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
私がデジタルカメラを欲しくなったのは夕暮れの写真を好んだからだった。
120フィルムが主体だったが、暗くなると手も足も出ない。写ってもシャドウは潰れて見た感じとは程遠い。デジタルの画像をみてシャドウの描写には驚いた。
リンホフだのハッセルだの言ってた私がSONYのカメラを買うことになろうとは思わなかった。
α7sはフルサイズなのに1200万画素しかなく高感度に特化したコンセプトで、私はマシンの単能機に食指が動く習性がある。
最近になって超高画素のエリートみたいなα7RⅡが出て気になったが、4200万画素もあって私のPCではD800Eの3600万画素でもやっとこさでイライラした。さらに高画素というならPCを買い換えるしかない。それに最近は画質へのこだわりが急になくなった。実際にプリントもA3ノビ以上はありえないし、ならば1600万画素もあれば充分である。D800Eもそんな実を取ってスペックダウンして使っていた。
ここはデジタルカメラへの本来の目的を思い出して高感度のα7Sにした。
撮ってみて予想通りトーンが出るようだ。勿論デジタルの特性で後処理でかなり救えるがα7Sのこの画像は総て撮ったままにした。
デジタルが世に出て10年以上たった気がするが、やっと今になって期待通りの絵に巡り合ったように思う。
私は連写も望遠もあまり使わない。このカメラの苦手な部分はそのまま私好みでもある。
これから私にとってのデジタルの王道である夕景や夜明けの光景を、どれだけ描いてくれるのか楽しみである。
執筆者: kazama
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