JOURNAL SKIN
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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
1986年にF4Sが厚木から去っていき、後継のFA18に満たされないものを感じていたら突然F14がやってきた。セクシーだったF4の穴を埋めるにふさわしいゴージャスなヘビー級だった。
この日は一発狙いで飛行場外の高台で撮った。飛行コースは当たったが排気ブラストでシャープに撮れなかった。まだデジタル以前だったから36枚撮りでブレずにピントが合ってるショットが5枚あればいいほうだった。
公称では1100Km/hから引き起こしといわれるが30トン近い巨体の慣性は大変なもので、A/B全開で機首は上向いているが軌跡はまだ水平のままになっている。
F14AのTF30エンジンはパワー不足との評価があったが素人目には充分パワフルなフライトに見えた。
しかしFA18よりF14が先に退役し、このショットがF14のファイナルになってしまった。
旧いフォルムの面影を残すこの機体が去っていき、長かった私の飛行機ファンの時代が一段落してしまった記念日だった。
執筆者: kazama
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