JOURNAL SKIN
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山からの帰りにF86Dを発見した—山梨の航空専高の教材だったものだ。
当時の全天候戦闘機という・まるで防水みたいなカテゴリーは、今は当たり前の仕様になっている。
F86Fは昼間戦闘機と言われていたから昼間しか飛べなかったのだろうか(笑)。
全天候というより昔の夜間戦闘機だろう。当時真空管の故障しやすい電子機器の扱いは極めて難しく、本来なら二人前の仕事だったらしい。
86Fの格闘戦のパイロットと86Dの電子戦では要求されるものが真逆で、隊内で担当の見分けがついたというエピソードがあった。
86Dのフライトシーンを見たのは一度きりだった。曇天の山梨上空を高度500m程で東へ向かっていった。胸の中で「あ、Dだ!!」と思ったほどの珍しさだった。
在日米軍はもう後継機のF102になっていて、山梨上空にもしゅっちゅう飛来していた。
86Dにアフタバーナーが装備されていたのは案外知られていないのではないだろうか。
轟音を響かせて上がっていくシーンを見たかった。
執筆者: kazama
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