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2013年12月22日 18時15分 | カテゴリー: 自然

祝冬至

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   太陽が南回帰線にたどり着き、北に帰ってくる

冬至の太陽は南アルプス南端の笊ガ岳に沈んだ。ここからの見かけ上は笊ガ岳が折り返し地点になる

   ここより北方の八ヶ岳山麓の800mぐらいの高台に縄文末期の金生遺跡があり、石積の祭祀遺構がある。

そこからは冬至の太陽が、ちょうど南アルプスの甲斐駒が岳の山頂に沈む。

自然に密着した縄文人は、そこを神聖なる場所とし、甲斐駒ガ岳は信仰の対象になったのだろう。

近年頂上から縄文土器が発掘されたという。今でも山梨側からの甲斐駒への登路は大変なルートである。

登山装備も、満足な履物すらない縄文人がどうやって、たどりついたのだろうか、、、。

   縄文人はすでに冬至を把握し、冬枯れの暗く長い冬を耐え、緑の春を待つ目安としていた。

そんなはるかな昔から、律儀きわまりない太陽は、赤道の南から、もう春へのステップを歩み始める。

執筆者: kazama

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