JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
吹雪のような日に城崎で海の写真を撮っていた。
波の音に混ざって、ドッと歓声のような声が聞こえた。
見るとホテルで、イルカのショーをやっているらしい。
関東の感覚では、こんな吹雪模様の日は極力外にでたくない。
しかし、ここ山陰では、大勢の人が屋外のショーを楽しんでいる。
この土地の冬の気候に慣れた人たちの感覚であり、逞しさなんだろう。
城崎から余部を経て鳥取砂丘までの複雑な海岸線が好きで、何度も向かった。
隆起した地殻の構造と向きが、北西の季節風と日本海の荒波に侵食されやすい
条件だったために現在の景観ができたという。勿論それは現在進行形なのだけれど。
山陰ジオパークに、その成り立ちが詳しく展示されていて、雨宿りも兼ね2時間近く見学した。
他には誰もいなくて、ちょっと不審だったのか、
「神奈川からいらして、地理の先生ですか」 と言われた。
ちょっと嬉しかったけれど、だったら良かったろうなあ、と思った。
執筆者: kazama
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