天空見張人

７年… 過ぎていったこの時間

写真の片隅の 邪魔とされる日付

時を経て いつしか重みを増し

今やこの数字が写真の主役となった

神奈川からはるばると 四国の石鎚山

霧の中から現れた絶頂に魂を奪われた

岩のフリクションに助けられて

この絶頂に立つことができた あの日

ここに立つことは もうないだろう

７年というスパンが あと何回あるか…

それも今の私のままで歩んで行ける わけではない

親や先輩が辿った 老いという旅路