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2020年01月19日 18時41分 | カテゴリー: 登山

京戸山から御坂へ(3)八丁峠古道を探す

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京戸山から御坂山塊へのトレースもいよいよ完了する
前回は大沢山から難所の女坂峠の通過と1445峰までのトレースに加え、帰路に古道らしき遺構を発見でき満足した。最終の径路には八丁峠があってやはり古道を見つけ峠に立ち、そこから八丁山を経て1445峰まで歩けば長かったこの人跡まれな尾根の径路が完成する
 八丁峠の古道を探すにはやはりバイクが機動性を発揮する

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八丁峠は以前通過したおり送電鉄塔が立っていたので鉄塔の維持管理の歩道を登れば到達はできるが,この傾斜はたまらない

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林道から鉄塔管理歩道まで垂直の5m近いロープが垂れていた。登りはいいが下りは怖いので敬遠。それにこれを登るのでは古道を探す目的が達せられない

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古道らしき痕跡はまったくなく最寄りの沢を登ることにする

 

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まったく沢登りの様相だが悪場がある筈はないと思いたい

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薮っぽくなってきて歩きやすい処を試行錯誤で登る

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やがて沢筋が二股に分かれる 沢登りの本流というなら右だが遡行が目的ではない 右は源流で急激に立ち上がる気がして左を選ぶ

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沢筋はさらに急峻になり古道がここを通っていた筈はない。ここで沢を離れ左の斜面を上がり尾根に出ることにする

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案外傾斜がキツく降りるとなると限界の斜面であり、帰路は尾根を越えて御坂峠のトンネルと思ったが冬季閉鎖の真の闇を連想すると再びここを下るしかない。昔なら必ず8ミリロープ20mを持っていたが今はそんな概念がなく忘れていた。見通しの効く斜面を選び20分程登ると上部に鉄塔が見えてきた。

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気をよくしてがむしゃらに登ると鉄塔巡視路に出た

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鉄塔の向こうに御坂山から黒岳、釈迦が岳へと続く御坂山系

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辿り着いた八丁峠 1506mとあるが古道らしき痕跡も地形も皆無だった。ここが本当のいにしえの八丁峠なのか。。尾根上に便宜上の名を残したのではと思う

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峠からは北へ八丁山を目指す。試行錯誤の必要のない、冬枯れの路を辿る心地よさ

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八丁山へはちょっとした登り 展望のよい細い頂稜

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八丁山を越え北の山稜へ ここから1445峰までが最後の未踏の山稜

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痩せた自然林の好ましい山稜 こういう所が随所にある

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鉄塔巡視路の黒いステップを1445峰へ登る

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北西の彼方に前回辿ってきた大沢山からの尾根

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いったん下った向こうが接続するゴールの1445峰

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長かった京戸山からのトレースの、これがゴール。。御坂線6号鉄塔という味気なさ(笑)20200119-dsc06081_00001.jpg

谷を隔て分岐する清八峠から本社ヶ丸への尾根。ここから鶴が鳥屋までの冬枯れの山稜も歩きたい。山はキリがない

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ここの山稜は笹子側が終始切り立っていて油断できない

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山旅の終わりを噛みしめながら八丁山へ戻る

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西に傾いた日差しのなか 落ち葉を踏みしめ黙然と歩く

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八丁山の細い山稜からた辿ってきた山稜を振り返る。。
 長かりしこの山路  愉しかりしこの山路

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八丁峠から再び下降に入るがGPSのラインがなく
結局試行錯誤の下降になる

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傾斜が落ち降りてきた山を振り返る 今回の山は道がない箇所が多く特に下りでつま先を痛めやすい、また登山靴も格段に痛む。むかし沢登りをしていた頃の足応えを想いだした

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山から降りるといつもバイクが待っている

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ここでずっと 身じろぎもせず それは機械に宿る 究極の誠

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あの鉄塔が八丁峠 あそこからの下降 山は振り返るのがいい

執筆者: kazama

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