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2015年01月10日 07時16分 | カテゴリー: 登山

   甲斐の重鎮   甲斐駒ヶ岳

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今朝の甲斐駒です

中学生の頃、バスの車窓から見たこの山の印象が今も胸に残っています

この山はファンが多いですね、この山容ですから無理もないと思いますが---

深田久弥は山の団十郎と讃え、日本十名山でも外さないと書いています

この重量感と気高さ ---こんな男になりたいものだと思います


武田信玄も、この山を眺め、そんな気分になったのではないでしょうか

山からなぜ、そんな影響を受けるのか解りませんし、言葉になりません

甲斐駒にそんなつもりは毛頭なく、自分が甲斐駒ということさえ知りません

「自分」という自我さえ、たぶんないでしょう。富士山とて同じことです

このことは自然から感銘を受けたとき、ふと感じる、しかし大きな矛盾です

たぶん、長い時間をかけて、人間はそういう感性を持つに至ったのでしょう

根拠はなくとも、生きていく心の安定を得るために、それが都合よかったのです

執筆者: kazama

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