JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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…山に行ったとき・気持ちのいい草原で昼寝した。
ふと目を覚ますとこんな空だった。しかしそれは頭上ではなく下にあった…。
それは身の毛もよだつ、ゾッとする光景だった。
…その宙に浮いたような・かってない不安感は・いまも体に残っている。
横になっていたのと偏向グラスの異様なコントラストがそんな錯覚を起こさせたのだろう
思えばそれが・あながち間違った錯覚だとも言えない・むしろ正確な『宇宙感覚』ではないだろうか。
山の夜に・満天の星空が上ではなく横にあるのだと想像してみる・下に思うと、かなりゾッとする…
そうすることで、宇宙空間にいることの実感が迫ってくる
…宇宙には上下はない。それは各自の頭の上を指して言うだけで・日本人から見ればブラジルの人は下を上に感じていることになる。
まして左右は個人の物でしかないし東西南北も地球の中だけのこと・それすら極点ではなくなる。
上下も方向もない宇宙空間へ行ったら・いったいどんな気持ちになるのだろうか…
執筆者: kazama
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