JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

2016年10月16日 15時29分 | カテゴリー: 登山

登山バスとカマキリ

9月いらい久しぶりの週末の好天…3000mの山には降雪前のラストチャンス。

永らく足止めされていた登山者の方々が集中した。始発三台と甲府発2台、計五台のバスに振り分けて乗ってもらうのが精一杯。しかし結局は20名程が乗り切れなかった。

20161016-14732209_1073356166115956_1911098461111146430_n_3_.jpg

一時間程の遅れで折り返してきたタクシーで0630ごろ全員が登って行くのを見送った。苦言もなかったが、それだけに朝の一時間は痛いだろうと偲ばれた…

ほっとして、ふとガランとした乗り場の足下に、茶色の枝のようなものが樹液を出しているように見えた。細長いカマキリの死骸だった。私の誘導したバスに踏まれたのだろうか…

業務を終え、帰宅した今になって、朝の忙しさと混乱の陰で踏まれたカマキリを思った。

秋の絶好の好天に、大挙して山に向かった登山者の期待としあわせ。その陰で誰にも気付かれず

とるに足らない…茶色いカマキリの死...そのコントラスト…

執筆者: kazama

This post was displayed 1010 times.