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2014年08月30日 19時18分 | カテゴリー: 単車

妖精   カブレーシングCR110 

20140830-cr110190_01.jpg

   多分1963~5年ごろの写真ではないだろうか。

FISCOの30°バンクのに外側にあったマウンテンコースでのショット。

当時は50CCクラスがあって非力なマシンでは急坂に苦労したコースだった。

そこに高価で且つ2ストロークに比べ不利なCR110で敢然とエントリーしたライダーに敬意を評したい。

   C110スポーツカブはOHVだがCR110はDOHC4バルブという繊細なメカで価格はいきなり3倍もする別格なマシンだった。


   このマシンには二度の商談があった。赤のスクランブラー仕様を5万円!でどうかというものだった。

もちろん魅力はあったが当時私はヤマハYD2、250CCツインの加速性に惚れていた。いくら7PSのハイパワーでもピーキーなトルクの細い特性には魅力は感じなっかた。

試乗した記憶では8速あったような印象がある。公道モデルは5速だったというから謎である。

   もう一度は有力ディーラーの在庫処分で新車が7万という破格値段だった。

とはいってもCR110としてはという話で現在の貨幣価値なら50万以上だろう。

たしかに魅力は感じたがやはりYDS-2の加速性の魅力には勝てなかった。

   当時の新車価格17万はいまの実勢150万以上。エリートにしか手の出ないバイクだった。

執筆者: kazama

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