JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

2022年12月05日 15時27分 | カテゴリー: 登山

中津森をめぐりて

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中津森といっても立派な独立峰で自然林に覆われた秘蜂である
昇仙峡の奥地にあって里からは見えないせいか登山道もない
眠れる獅子といった存在感に以前から惹かれていた
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10/27からの奥昇仙峡へのバス路線が、この中津森の山裾を通る
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日々この山容を見上げ、11/27までの運行期間に登りたくなった
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雨模様の日など 山霧を纏うと、さながらニューギニア高地
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バスは紅葉をモチーフに、インテリアまで演出されている
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見上げると「透けるトン」(笑 の窓から青空と木々や山が見える
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インテリアのセンスは中々。晴れてよし また曇りはシック
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11/初旬は未だ木々の緑が遺っていた
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秋は深まり 園児が貼ったという紅葉がシートに影をおとす
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ロープウエイに乗って中津森を観察し ルートの見極めをした
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荒川ダム(能泉湖)の背後の膨大な山容は背後からが有利と見極める
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バス終点のマウントピア黒平 カラマツの黄葉が美しい
葉が落ちて見通しの効くこの時期が 道のない山には好機となる
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ルート偵察には見通しが効き小回りが臨機応変なバイクが武器になる
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中津森の背後へと、水が森林道から荒川支線へ降りてゆく
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双眼鏡で仔細を観察し 中央の尾根が有利かと目途を立てる
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予想外に中央稜(仮称)に迫れる様相に。。
なんと幸運なことに尾根上までもバイクで到達できた
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北東からの尾根上のピークには架線跡と夥しいビンの残骸
山の林業遺跡への知識も 故に想像力もない我が不甲斐なさ。。
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ピークから一旦降り、頂上への稜を目指す 日は西に傾くが
難所であれば引き返す前提とし 登頂する腹を決める
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かなりの傾斜となる ピークとおぼしき山稜を目指す
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GPSはここが頂稜と示す ここが中津森の頂上。。
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誰が表示したか。。ベストラインで辿り付いたことが嬉しい
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すでに冬木立の間から 黒平の集落を探すが。。
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しばし積年の想いを噛みしめたこの場所 中津森の時間
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昇ってきた尾根を カサコソと。。山はしずかなり
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我が感性を試したら。。やはり尾根を降りすぎた
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思わぬトラバースで隣の尾根に戻るとバイクが見えた
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おまたせ。。つい馬にそう声をかけるような気分になる
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いつもここから眺めた。。あそこへ登った実感を噛みしめる
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視点の標高を上げると 更に雄大な山容
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運行期間に登った満足感に浸りバスに乗る
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11月も末 すっかり冬の装いとなった すでに懐かしく見上げる
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黒平から降りる最終便 夕暮れる山 灯りのぬくもり 

執筆者: kazama

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