JOURNAL SKIN
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冬至から春になり、日が伸びると思っていたらもう折り返し。
これから夏本番というのに太陽はもう南に帰り始める。夜明けはすでに一週間ほど前から僅かずつ遅くなっている。この半年のサイクルのなんと目まぐるしいことだろう。
その原因となるややこしい地軸の傾きがなければ、この気ぜわしさもなくなりスッキリする。しかしそれは季節がなくなるだけではなく酷暑と酷寒の地域が固定化し、大気の循環も海流の変化もない、景観の多様性もない、きわめて平板な環境だったろう。
多様な環境に対応する必要のない生物は進化も必要なく、原始生物だけだったのではないか。生物の存在を許さない苛烈な環境だったかもしれない。
極めて些細な偶然が、人類の存在を左右したことを考えると、偶然こそ神ではないかと思うしかない。
執筆者: kazama
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