天空見張人

   夕方薄暗くなってから、身なりのきちんとした若者がきた

電波状況の確認だという。この辺りは随分良くないから調査なのだろうか。

話が進んでいくうちに、どうやらインターネットの切り替えの勧誘らしい

めんどくさくないと言うし、熱心さに押されて承諾した。

   山梨にきてまだ二年なのに二度目である。短期解約の違約金まで負担するからという条件だが、なんとなく道義的に後ろめたい。   しかも解約の連絡はこちらが低姿勢で行うしかない。取り外しの日程やら工事日やら鬱陶しいやりとりを強いられるがあとの祭りである。

高額そうな機械が設置されたかと思うとまた交換工事、、、それがすべて私自身の判断ということになる。それをやったからといってなにも変わらない、要は企業同士の激しいシェア争いに巻き込まれただけだ。

思えば世の中はそんなことばかりである、競争原理とはいうもののなんと無駄なことか、、、

   この煮え切らない感じは何かに似てると思ったら今回の選挙だった。たんに政治の力学のなせることで何もかわらない、何のためだったろうか、、、

      工事日は１月某日という連絡があった