JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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中学生の頃、バスの車窓から見たこの山の印象が今も胸に残っています
この山はファンが多いですね、この山容ですから無理もないと思いますが---
深田久弥は山の団十郎と讃え、日本十名山でも外さないと書いています
この重量感と気高さ ---こんな男になりたいものだと思います
武田信玄も、この山を眺め、そんな気分になったのではないでしょうか
甲斐駒にそんなつもりは毛頭なく、自分が甲斐駒ということさえ知りません
「自分」という自我さえ、たぶんないでしょう。富士山とて同じことです
このことは自然から感銘を受けたとき、ふと感じる、しかし大きな矛盾です
たぶん、長い時間をかけて、人間はそういう感性を持つに至ったのでしょう
根拠はなくとも、生きていく心の安定を得るために、それが都合よかったのです
執筆者: kazama
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