JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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家から徒歩一時間ほどで登れる蜂城山738mの頂上には江戸時代の社がある。
ここに体力維持とお祈りを兼ね登っている。供物として冬には蜜柑を供える。
翌日になって供えてあった蜜柑をいただき、新たな蜜柑を供えて降りる。
軽く汗をかいた後の蜜柑は時には凍っていて美味しく、山頂の愉しみである。
ところが以前から度々、食い散らかしてあったり無くなることがあった。
たぶんパクリと咥えられる動物だろうから、たぶん四足の住民なのだろう。
最近の様子では先方もすっかり日課になり、当てにしているようだ。
私が山頂で蜜柑を食べるには2個が必要となり、且つお供えを戴くという有難みがない。
蜂城山の謎の住民にとって、私は麓から蜜柑を給食に上がってくる人夫になっているらしい。
物陰から正体を見たいものだが、もしも熊だったら供物どころか生贄にならんとも限らない。
執筆者: kazama
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