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2023年08月24日 21時16分 | カテゴリー: 登山

蜂城天満宮 例大祭の夜

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8月24日は母の里宮である蜂城山の例大祭の夜。かっては夜店が出て参道に灯りが絶えなかったと言うが、子供のころの僅かな記憶のみで絶えて久しい。学問の神の天神様が祭られ、長きに亘り子供の書道展が山頂で行われ25日には父兄も登って表彰式が行われた。

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祭りの夜の かってはこの燈明が蜂城に灯った 

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( ふるさと。。小学児童の、この文字が心に沁みる )

少子化によりやむなく終止されたあと、僅かに氏子が山上に泊まり催事を行っていたが、それも数年前に絶え、例大祭の夜に蜂城山に灯りがともることは無くなった。

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代わりに持参の盆提灯をともす

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蜂城山には体力維持を兼ね、たぶん800回を越え登拝したが,この山に泊まったことはなかった。登山の手段として数知れず泊るうちに山の夜の神秘に惹かれた。一夜の褥となった狭い平地には恩義と、世の縁を感じ、縁戚関係じみた気になる。この蜂城山の厳かな山頂に泊まることはいささかの遠慮があった。しかし氏子の催事としての夜がなくなった今、24日の夜の賑いをしてもいいのではと思った。

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何年振りかに ここにあかりが灯った

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とは言っても境内を避け裏の土塁跡と思われる
台地上にツエルトを張った。

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ツエルトにも盆の夏が過ぎてゆく

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元禄建立の社からバサバサとカラスが飛び立ちギョッとした
いつもねぐらにしていたのだろうか。。 

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狭いツエルトに身を横たえると
この738mの山頂まで中央高速のクルマの音が届いてくる…
そうか、ここは里山なんだ。。ポツポツと音は雨らしい。

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信じる力。。。この言葉こそ ここにふさわしい
初めて泊まる蜂城山の夜は 痺れるような感慨があった

2021/09/07

執筆者: kazama

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