JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
小山城址の桜が終わるころ 城址の下の桃が咲き始める
その夕刻に見せる艶やかさは 桜の奥床しさと対照的
桃の咲くころは菜の花の時期 相互に引き立て合う<
菜のあかり
ロシア語でなんと入れたか。。あなたを想う?
菜の花畑に 入り日うすれ
可憐な桃の花も 日没後は大人びた姿
日が暮れた7時には山に笈形焼が点り 桃源郷の開幕を告げる
対岸の甲斐一の宮の山腹には大文字焼 折しも満月の夕
桃の実をつける盛りは10年程か。。古木は世代交代する
比較し人間の寿命の長さを想う 後ろは蜂城山
用もないのに軽トラで桃見物。。昨今では桃泥棒の下見かと怪しまれる
リニアが桃畑の中を まさに貫通している
若木はやはり初々しい
青空と新緑を背景に 輝く若木
萌え木の山のあかるさ。。ここを歩いてみたい
桃のうしろの 春の山。。この中に浸りたい
背後の神座山 この右手の尾根をいつか。。と思っていたが、もはや圏外か
斜面を畑地にした労苦を偲ぶ
この石積
老木の向こうの小ピークに登りたくなる
萌黄色に染まって歩く幸せ
やはりあった 小広い別天地
まさに桃源郷
このあかるい尾根を歩きたい
別天地
うしろの山の幸福感
昨年は何回も歩いたこの山
ここも別世界
バーバヤーガの小屋 ムソルグスキーの組曲のパート
ついそんな風に言いたくなる
曇った日の重厚な桃畑
<
四月も半ばを過ぎ 太陽は地蔵とアカヌケの頭間に沈む
冬の盟主オリオンも南アルプスの700光年の彼方に沈む
その巨大さ。。と次元の違うものを比較するナンセンス
笈形焼も4月15日で終了 次はお盆のおくり日 季節は淡々と進む
END
執筆者: kazama
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