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2025年03月10日 17時37分 | カテゴリー: 総合

 夢のなかの北欧

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 髪の毛を洗っていたら突然ある風景のイメージが怒涛のこどく頭を占領した。
 その唐突さと強さに『なにこれ?』と声を出した。
 それは過去に夢で見た風景だった。高い木のない殆ど草原状の緩やかな起伏のある大地に、地下にある家々の入り口が地表に覗いている。
核戦争に備え地下の都市構造になっているらしい。
背の高い男に案内され階段を降りて行くと学校の教室があって、今後はこんな街にすると説明をされた。
ここは海に面した北欧のどこかの街らしく、湾の向こうに草原の大室山のような美しい山があった。
‥明るさはないが知的に沈んだ魅力的な土地の風景だった。
‥ この風景はテレビのドキュメンタリーで見た記憶かと思ったが,こんな街があるわけがない。半年ぐらい前に見た夢の中の町が、それが何故いま再現されるのか不思議だ。
想うのは夢の中のイメージはディテールが体感的であり、懐かしさがあることだ。背の高い男の白髪混じりの髪とか、内面的ニュアンスが肌触りのように伝わってきて、しかも印象がずっと強く保持される。
 人生の過去の領分が増えてくるにつれ、あれはもしや夢の中のことか、、みたいなことが多くなった。
ことに幼少期の記憶は、たぶん半分は夢ではないだろうか。そして夢の記憶だけが強く残り,記憶が次第に『夢化』してゆく気がする。 
夢だけが残ってゆく‥そう想うと夢は内面の結実なのかとも思える。
自己の感性の結実が夢として現れる。
 いい夢を見るために現実の生活がある
‥それは中々いい逆転ではないだろうか。
夢は暗くても美しく,そしてどこか幸福感がある。
 人生はうたかたの夢の如し‥と誰かが言った。
人生そのものが夢だったような境地に達することができるなら、
それが呆けであっても魅力的な気がする。


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執筆者: kazama

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