JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.

〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN

2024年04月29日 15時34分 | カテゴリー: 総合

2024  そして葉桜の頃

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桃源郷は慈眼寺からはじまる 
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桜と菜の花と桃の極彩色
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境内を流れる川にしだれ桜
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遺品を預け岩殿山を目指した勝頼の心や如何に

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慈眼寺をあとに小山城に向かう
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桜の白さは青空に映える
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ほのかな虹に 身を染めて

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今日を盛りの  花すがた

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この光景はほかの何処にもあり得ない
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この春のとき そまるしあわせ

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花影

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城址ゆえの土塁に囲まれた地形
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土塁のうえの青空と純白無垢の桜

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花びら色に ふたり染まって
はしゃいで歩いてきたけれど

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さくらの径の 尽きるあたりが もう見えてきて。。

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土塁を越えて城外へ降る路
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城外は畑地に囲まれ 古墳がある
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畑から見た小山城址の桜

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子供の頃の記憶 東山梨郡八幡村 霞森山の桜
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八幡村から西保へ至る霞森山沿いの路に花を添える
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軽トラで通りがかりの八嶽山神社
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古戦場となった夕狩沢由来の重厚な石碑に咲く

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自宅にもっとも近い公民館の桜には敬意をかんずる
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隣村にある神社の桜 子供のいない遊具の哀しさ

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山桜はどこか風格が違う より自然の佇まいか
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遠望の山桜の公園 春の山里は吉野山を想う

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幼稚園の桜には遊具がにあう
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墓所の桜 桜が語るものがある

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咲くのがおそかった分長く咲いてくれた
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愛でる人によって華やぐ桜花
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人気の少なくなった小山城址
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異次元空間に誰もいない この刻にひたる

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飛行機雲 桜の直前に亡くなったパイロットの友を想う
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見上げる空に この上を行った日 

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80半ばの兄夫婦 桜は何か格式を感ずる

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散る花びらに 一面雪のようになる

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ゆかしき君の みすがたに
ここはいつも見せに来る 
哀惜の四月末の夜から もう四年目

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この花を見ず急逝した義兄の優しさ
また来る春もあるものを
ふたたび逢えん由もなし

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いつしか輝きを失い 夕暮れが迫ってくる
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誰ぞバイクが、、自分のバイクだった
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なぜかこの時刻に再び艶やかさをます花の心

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窓から見える桜並木も いつか気付けば 花は葉に
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西のかどの東屋
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土塁の外周の径も花吹雪

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暮れかかる 小山城址

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また来年 ここに来る日を

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城址近くの介護施設の小山荘に明かりが灯る
人手不足のなか  どうか頑張ってほしい

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暮れなずむ 小山城址を後にする
季節はめぐり   また来る春を

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今年の桜のおわりは蜂城山の山桜 今年も神のご加護を
( Fin )

執筆者: kazama

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