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2016年10月24日 11時23分 | カテゴリー: 総合

… 右か左か…

哲学者が東京と大阪でエスカレーターの歩く側が違うわけについて見解を述べていた。

私は対抗意識みたいな軽い見方をしていたが、『正しいもの、あるいは本流を左側に置く』ということがベースだと言う。なぜ正しいものが左なのかと言うのも興味深く、私も左側が居心地がいいが、ここでは本題ではない。

つまり東京ではエスカレータは歩かないのが『正しく』、大阪では歩くのが正しいということになる。そもそもエスカレータは本来何のためか、という部分が違う。東京ではよりオートマチックに楽をするため、大阪ではではより移動の効率を求めるため、ということになり、良く言われる大阪人はせっかちであることと符合する。

私は関西人の言う『関東もん』だか、ここは大阪の流儀が肌に会う。エスカレータの上で「無駄に」立っているのは不合理で私は我慢できない。ただ歩かない人を怠け者だと言うつもりは毛頭なく、むしろ羨ましくもある。このような暗黙の社会規範の違いは少なからずあるようで、それを違和感として受け止めるのではなく、そこには訳というかルーツが必ずある。そこに至れば文化の違いとして納得できるのではないだろうか。ヘイト発言などには全くそういう視点が欠けているように思う。

私は現象よりも、なぜそうなったかの方に興味を持つ性癖がある。今朝のラジオで、初めて疑問だった話題に触れていたので、私の貧乏性と共に紹介した次第

執筆者: kazama

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