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2025年01月06日 21時08分 | カテゴリー: 総合

時間とはなにか

時間とはなにか …
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元日などにふと思うのは、今日がどれだけ特別な日なんだろうという疑問…ほんとはただの1日に過ぎないが、それに暦という連番で数量化し、共通化したのは偉大なことではある。
しかし時間という実体はなく、時間とは単なる概念ではないだろうか。時計は時間ではなく時計でしかない。さらに昨日より今日の方が後であると言い切れるのか、原因が先で結果が後と言い切れるのか…
エントロピーの法則というのがあって、万物は崩壊する方向にしか変化しないという定理である。たしかになんでも風化して行く。しかしそれも風化が後だとはいい切れなくて、原材料に戻って行くようにも考えられる。
今が前より後だと感ずるのは自分自身に寿命があって、老いへ向かうという、生身の感覚で万物を見るから、そう見えるのではないか…
時間というのはひとえに命限りある生物の感覚なように思う。自然界には時間はなくて、ただ現象があるだけではないだろうか。
しかし死んでゆく自分が、万物の本来の原材料に戻って行くだけであり、岩石や空をゆく雲などの側に戻るだけだと思えば、けっこう救われる気がする。

執筆者: kazama

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