[ ししろうの授賞式ルポ ] [ 受賞作品集Web版 ]
おかげさまで1月19日、6人の受賞者や選考委員、来賓、そして多くの支援者のみなさんの出席で東京神田学士会館320号室で表彰式、懇親会が行われました。
当日は出席者約80余名、式は、檸檬屋の住枝清高氏の司会(写真右・右端)でおこなわれました。
まず栖原曉氏が、今回の応募状況や、大賞が満場一致でイランのシリン ネザマフィさんになった経過などを簡単に説明した上で、今回の受賞者全員を一人一人紹介しました。(写真左)
続いて、辻井喬氏から、シリンさんに賞状と金工作家北村鐘(あつむ)氏制作のトロフィーと副賞の30万円、奨励作品賞の受賞者3名に賞状と、副賞(2万円)が手渡されました。(写真右)
辻井氏は「外国人留学生の立場から日本を見ると、まだまだ開かれた世界とはいえない中で、つらいことも多いと思うが、日本社会の大きな欠点をなおしていくために必要なエネルギーを留学生からもらっていかなければならない」などとあいさつ(写真左)。つづいて、福島氏から奨励作品CASA賞の授与の後、同氏および、呉智英さん、田原さんがそれぞれ感想と、今後への期待をのべられました。最後に宮崎学氏が乾杯の音頭をとって(写真下左)、懇親会がスタートしました。(写真下)
本賞受賞者のシリンさんは、自分の日本語がここまでこれたことに大学の日本人教員や日本人の友人のなみなみならぬ援助があったことを感謝するスピーチをし、モンゴル出身のグンテブスーレン オユンビレグさん、中国内蒙古自治区出身のチョウ シキンさんが、それぞれ、この賞が同じモンゴル人のボヤンさんに由来するものと初めてしって感動したとのべました。また、マレーシアのレオンユットモイさん、中国のジンリーファさん、また関西から少し遅れて駆けつけたコートジボワールのクアク コフィ バリリさんも、執筆の際の日本語の苦労談などそれぞれ受賞の感想を述べました。(写真左上)
さらに、受賞者には全員、ゴールデンウィークに沖縄に招待旅行をプレゼントすることが、事務局員でかつ沖縄石敢當グループの代表新川美千代さんから発表され、平瀬卓史さんから浮世絵。さらに授賞者には、昨年まで果物をお贈りいただいた大野 盛久さんからは、今年は水沢観音・萬壽庵の饅頭が贈られました。(写真下)
授賞式終了後は新宿檸檬屋で二次会があり、受賞者達も全員参加。約40人の入りきれないほどの参加者とともに夜遅くまで、受賞を祝い、大いに盛り上がりました。
(写真右 左:全員で、各国語の“花”を歌う。右:檸檬屋の募金箱を受け取って喜ぶ檸檬屋賞のクアク コフィ バリリさん)
受賞者のみなさんのインタビューなど近日中に掲載しますが、とりあえず速報です。これまでの中でもとりわけ盛会だった今回の表彰式、ご支援くださったすべてのみなさまに深く感謝いたします。
留学生文学賞事務局一同
(写真左:受賞者と審査員一同の記念写真)
写真: 冨安 大輔
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