[ バックナンバー 〜2007年 ]
第8回留学生文学賞 受賞作品選定終了
今回の留学生文学賞は、審査の結果残念ながら今年も大賞作品はなく、奨励賞作品2作が選ばれました。
奨励作品は以下の通りです。なお、今年は例年のようなパーティは行いません。
第7回留学生文学賞 受賞作品決定!!
[ 受賞作ライブラリ ]
このほど最終審査が行われ、以下の賞が決まりました。
選考は 呉 智英氏 (評論家) 西原 理恵子氏(漫画家) 栖原 曉氏(東京大学国際センター教授) 住枝 清高 氏(檸檬屋主人)辻井 喬 氏(作家・詩人)田 原(Tien・yuan)氏(詩人・翻訳家)福島 みち子 氏(ボランティア・グループCASA代表)が出席。風邪で欠席の宮崎学 氏(作家)は推薦作を伝言されました。
選考は1次通過作品16編を対象に、ベスト3をあげて検討いたしました。回を追う毎に日本語のレベルの向上は全員が認めるところでしたが、残念ながら、昨年のような全員一致でトップに推薦される作品はなく、「今回は大賞なし」と決まりました。奨励作品賞には7編が選ばれ、うち2編には檸檬屋賞とCASA賞がおくられます。
1次選考を通った方で受賞されなかった方は残念ですが、次回を期して励んで下さい。授賞式には無料でご招待いたします。(交通費は出ません)
多数の応募を戴き、事務局一同大いに喜んでおります。なんせ133作品というのは10年前にこの賞が始まって以来の数。しかもその日本語レベルは年々、目を見張るほど向上を続けており、参加者の国籍もアジア、中東、欧米、中南米と広がってきました。漢字圏の中国、お隣の韓国からの応募数が多いのは例年の傾向ですが、今年、イランのシリンさんの作品が話題になった「シリンさん効果」もあってか、これまで応募の無かった国々や、はじめての大学からの作品も続々と届きました。
現在、ぶあついファイルにまとめられた作品を選考委員も含めた下読み部隊が「仕分け」しておりますが、10年前から、下読みに参加しているAさんは事務局に4回、5回と通って
「正直言って、昔は文学作品というより選考対象外の『青年の主張』とか日本印象記、なかには卒論そのままなんていうのもあって、選考は楽だったけど、今年は日本語としての完成度が高い作品が多く、しかも文学作品としても甲乙つけがたく、読むのも大変ですが、でも、留学生のみなさんが心を込めて書いた作品だから頑張ってます」
とのこと。例年通り1月はじめに委員会の正式選考があり、受賞者への通知後、当ウェブサイトで発表、2月に表彰式が行われる予定です。
東京・新宿檸檬屋で暑気払いが行われました。檸檬屋は谷中から新宿に移転して10年目、ということで住枝さんは一足先に祝杯をあげてしまって、大トラ化してダウンするなか、審査委員の宮崎学さんや栖原曉さん(写真右上)、常連客に留学生も参加、テレビ局からの客人も交えて留学生文学賞授賞式の記録映画などを見て楽しみました(写真右下)。この記録映画も檸檬屋常連による撮影で、近く動画サイト及びそのリンクとしてこのサイトのWebページ上に、登場するかもしれません。
左 : 住枝 清高さん
毎回楽しいと好評の留学生文学賞ポスターは、なぜか檸檬屋主人・住枝さんに強制された檸檬屋の客か、アルバイトが無料奉仕でつくるという、美わしい伝統があります。第8回2010年のポスターは、7月3日夜、バイトの愛甲美智さんが作ってくれることになりました。「よーし、がんばるぞー」と元気いっぱいの愛甲さんです。 檸檬屋で出会ったら激励してあげてください。(2009年ポスター製作者・2008 年ポスター制作者・2007年ポスター製作者)
第6回留学生文学賞作品集ができました。ご希望の方は送付ご希望の旨をお書き添えの上、角3(277mm×216mm)以上の大きさの封筒にご自分宛の宛先(ご住所・お名前)をご記入の上、200円切手を貼って同封し、下記までお送り下さい。
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学国際センター
栖原研究室内 留学生文学賞委員会
2月18日(水曜日) 神田学士会館201号室において、第6回留学生文学賞の記者発表・授与式・懇親会を行います。
記者発表 16:00〜17:00
授与式 18:00〜18:30
懇親会 18:30〜20:00
[ 学士会館 東京都千代田区神田錦町3-28 TEL.03-3292-5936 学士会館アクセス案内 | GoogleMap ]
田原氏が2月14日(土曜日)午後1時30分から、東京都文京区春日1丁目の文京シビックセンター26階 スカイホールで催される“他文化社会を生きる”と題した講演会にて登壇予定です。
田原氏は、第一部「二つの言語の狭間に、外国人詩人として生きる」と、第三部「日本留学と芸術家活動」(司会 栖原曉)でご講演なさいます。
申し込みは東大留学生センターseminar@ic.u-tokyo.ac.jp または、ファクシミリ03-5805-7807。
お電話での問い合わせ先は 03-5841-7807 です。
主に東アジアと日本近現代史を、留学生の視点を大事にしながら学ぶ勉強会“アジアを歩く石敢當”の新川美千代さんらの支援活動が、新川さんのWebサイトで報じられています。 [支援のあれこれを掲載した新川さんのサイトへ]
雑誌 月刊アジアの友6月号に李芝賢さんの受賞作品が、紹介インタビュー記事と共に掲載されました。(写真右)
学者が斬るというシリーズ記事で、「留学生にやさしい地域づくりを」と訴えた栖原先生の執筆された記事が掲載されました(写真左)。
「アジアの若者を阻んだ日本社会のバリアー」「差別待遇を前にして悲しみでいっぱい」…と、留学生支援に取り組んでいる立場から、問題欧や課題を指摘された記事です。[全文掲載頁へ]
雑誌 月刊アジアの友5月号にタップホン・ナリンさんの受賞作品が、紹介インタビュー記事と共に掲載されました。(写真右)
当留学生文学賞委員会の審査員で中国河南省出身の田原さんが、「犠牲になった子供のために」詩を日本語に訳し支援呼びかけをしている活動が毎日新聞で紹介されています。
また、檸檬屋主人の住枝清高さん、沖縄石敢當の新川美千代さんらは、北京の中央民族大学の知人を通じて、今回最大の被害を受けたといわれる羌族出身の青年達を通じて支援活動を行っています。新宿檸檬屋に募金箱が設置されていますので、ご協力いただけるかたはよろしくお願いいたします。
東京の学士会館で催された授賞式は、おかげさまで盛会となりました。
緊張しつつも喜びの隠せない、奨励作品賞受賞者の皆さん ─ 写真右
'07年留学生文学賞受賞作品決定!!
'07年留学生文学賞の審査がさきごろ東京で行われ、本年の入賞者が決まりました。
13ヶ国・地域から80点の応募作品が有りましたが、本年は残念ながら「大賞」の受賞作はなく、奨励作品賞に次の4人の方々が選ばれました。同賞には副賞として賞金5万円ほかが贈られます。
表彰式は、2月22日(金)、午後6時から、東京神田の学士会館で行われます(詳細は下に掲載)。
また、作品は近く、ネット上に発表される予定です。
表彰式ご案内
表彰式を、下記の通り開催致します。
2007 留学生文学賞表彰式
2008年2月22日(金) 午後6時より (午後5時半から受付)
会場 学士会館
http://www.gakushikaikan.co.jp/
東京都千代田区神田錦町3-28 電話03-3292-5931 (地下鉄神保町駅下車・A8出口すぐ) [Google Map]
会費 5,000円 (留学生は1,000円)
お問い合わせは留学生文学賞事務局 連絡フォーム
イラストレーターの神戸美徳さんによる2007年版ポスターができました。みかけたらよろしく。
[ PDF版(2.1MB) | 大サイズ画像版(334KB) ]本留学生文学賞Webサイトへリンクを張ったり、サイトでの告知をお手伝いいただける方々にお使いいただけるよう用意しておりますIAB国際標準サイズのバナーも、新マークにいたしました。どうぞご活用ください。
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