JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
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Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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2015年10月 の投稿一覧です。
山の始発バスの仕事が板についてしまい
休みなのに3時に目が醒めてもう眠れない
窓に絢爛豪華なオリオン座が出ていた
めぐる星空の季節をもう何十回見てきたことか
これから老い先にこの空がどう見えるだろうなんて
眠れないときはろくなことを考えない
この画像の撮影データによると2004年10月23日1756になっている
つまり撮影した一分後に新潟中越地震が起きたことになる。
山のせいか揺れは感じなかった。
テントでFMラジオを聴いて驚いたが ずっと安否確認が流れていた。
地震が起きたとは知らなかったから、この雲の下で何が起きているのだろうかと思った。電話は回線パンクだろうし、それ以前に圏外だから家族と連絡はとれない。
見渡す限りの雲海の上にいるのは私ひとりだ。
下界が大変なことになっているというのに
俺はなんと能天気なことか、、、、
あの孤独な雲上の夕刻から11年が経った。
(4DR5)
ジープに乗り始めて間もない頃、私もご多分にもれず4WDの能力を過信していた。
最初に買ったのはJ30だった。購入動機はあのスタイルが総てだったからフロントドライブはおまけ程度に思っていた。しかし機能は試したくなるもので次第にオフロードに行くようになり、例のたて溝のオンロードタイヤでろくにレスキューツールも持たず雪山から精進湖林道まで行った。たいがい家族連れで単独だったから今思えば冷や汗ものだった。
私は元来バスやトラックが好きだったからディーゼルエンジンへの憧れがあり、やがて4DR5のJ-36に乗り換えた。非力で瞬発力はゼロ、小回りは効かず鈍重そのもの、牛のような車だったがその弱点の総てがあのフォルムによって許容されてしまう車だった。
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死の淵をのぞいていてきた人の話を聞くと、驚くほど共通した部分がある。
しかしそんな世界があるのではなく、脳の幻覚によるものではないかと思う。
だとしたらなぜ似通った幻覚を見るのだろうか?。
それは人という動物が辿った進化の過程に遠因があるような気がする。
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2900m以上に降雪---厳粛な気分になる
この写真は3年前の朝・射し込む朝の光を撮ったものだ。
この月の末に引越し・この家は解体されたから・いまこの空間はない。
正確に言うとこの座標は厳然と存在しているがそれを区切る枠組みが消滅した。
いまここには見知らぬ誰かの家が建っている。思ったのは住まいとは空間を区切り・占有物にしたもの。というあたりまえの概念だった。
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