JOURNAL SKIN
by : DIGIHOUND L.L.C.
〒658-0001
Higashinada, Kobe, Hyogo JAPAN
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2014年5月 の投稿一覧です。
緑濃い山村の風景、この中でいま居住しているのは一軒しかない。
右手にあるわりと新しい家屋は集会所だが、もはや一軒では集会も成り立たない…
私が故郷を巣立ったのは45年前だが、それは田舎が賑わいをみせていた時代だった。
団塊世代が子供時代、5月の節句にはそれを祝う旗が一面に賑やかだった。
山の上まで開墾された畑から畑仕事を手伝う同級生が手を降っていた。いまその畑地はヤブになっている。
久しぶりに訪れてみれは半数は空き家になっているというその現状に愕然とする。
都市部に住んでいると頭では解っていても風景としては実感しづらいことだと思う。
故郷に帰省するということはこういうことなのか…そう思った。
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まだ明けやらぬ雲の隙間から、まばゆい日を浴びた山が見えていた
あれは今の山ではないのではないか... ふとそんな気がした
いちだんと緑濃くなった前山のむこうに残雪豊かな富士山
7月1日の山開きはたぶん無理な感じです。ここ数年の傾向に加え豪雪でしたから
無理して登山すると9合目あたりで急な雪面を歩くことになり怖い思いをします
この付近の1500m以上はやっと芽吹きが終わった感じ、かなり遅れています
ピークにのぼり切る寸前、見上げるとそこにある空…
期待感と幸福感でいっぱいになるそのひととき
しかし登りつめたとたん空は高く遠ざかり、いつもの空になる
さーっと潮が引くような、さめた境地が山の頂上にはある…
そのことをずっと繰り返してきたから、いまこの時をかみしめる
法要で義母の郷である房総の上総湊に行ってきた。
ここの風景は神奈川にも山梨にもない、ごく普通の空気感がある。
普通というのは言葉にしずらく、写真もとりとめがなくなりやすい。
しかしその「普通」というものが見えるとき、むしろ感動する。
潜在的に普通がもっとも大切なものだという心があるからだろうか。
普通とおもっていたことが知らぬまに、希少なものになっている。
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新緑の渓谷沿いの林道、薫風のなか、オープンのジープでの行楽
幸せそうな風景、、、たぶん女性や常識的な大人ならそう評価してくれるだろう
もし四駆に乗るあなたもそう思うなら、 まだ若く健全である
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厚木基地北側の公園、通称RW(ランウェイ)19エンド。
そんなに通いつめたというわけではないが。振り返ればもう40年になる。
昔は畑になっていて却って条件は悪かった。今は南のRW01エンドとともに
公園に整備され、かえって条件は良くなった。昔から海上自衛隊もいるけれど
お目当ては米海軍航空隊の方だった。NAVYという文字には今でも格別な思いがある
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2011年4月初旬、気仙沼からの帰路に出会ったシーン
この日は宮城県の沿岸伝いに南下した。何時間走っても破壊の爪あとの中
破壊された家並みが静まり返っていた。折からの春の南風に、
どの家も破られた窓のカーテンが揺れているのが哀しかった。
被災地の静けさと、その広大さはTVなどでは伝わらなかったと思う。
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いちばん憧れた車といえばこれだったでしょうか、、、
こんなので雑魚寝の旅行したらいいだろうなあ、、
かなり現実ばなれした願望でしたがそう思いました
それはどんなホテルに泊まるより贅沢なことです
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この淡いみどりが濃くなって春のセレモニーがおわる
半年近くも同じ景色になってなんとなくつまらない
ふと思ったのは、この若葉の中に昨年の生き残りが皆無なことだ
植物の幹が人間のなにに相当し、葉がなんに当たるか良くわからない
新緑のラインが次第に山肌を這い上がっていくが、個々の木々はそこを動かない
生まれた場所を一歩も動かない植物は、その宿命をどう悟るのだろう